シーリングファンの効果を最大限に受けるために大切なことは、「設置する部屋に適切なサイズのシーリングファンを選択する」ことです。
スペースの広さに対して小さすぎるファンを設置した場合、空気を効果的に循環させて部屋を涼しくすることができません。
もしくは、スペースの広さに対して大きすぎるファンを設置すると、低速で設定したとしても、その部屋にとっては過剰な風量となってしまい、快適な環境づくりができない可能性があります。
ここではシーリングファンの適切なサイズの決め方について説明していきますので、ぜひあなたのお部屋にぴったりのシーリングファンのサイズを見つけるヒントを受け取ってください!
部屋に適したサイズのシーリングファンを選択することは非常に重要です。
もしファンが部屋に対して大きすぎると、多くのノイズやぐらつきの問題が発生する可能性があります。
ただしファンが小さすぎると、十分な空気を動かすことができず、ファンの効果は十分に発揮されません。
それではあなたの部屋に適切なサイズのファンの選び方を見ていきましょう。
小さな部屋というのは、おおよそ64sq.ft(約6m²=3畳)または約8ft×8ft(2.4m×2.4m)くらいの広さをいいます。
これくらいの部屋にはハンターの小さなサイズ、およそ44~46インチ(直径:約112~117センチ)のファンが必要になります。
そして10ft×10ft(3m×3m)の部屋、つまり100sq.ft(約9.3㎡=5畳)より大きな部屋に設置を考えている場合。これは一般的に考えられる広めの寝室、またはファミリールームのサイズの部屋ですが、この場合、 52インチまたは54インチ(直径:約132~137センチ)のファンのような大きいサイズファンが必要になります。
そして、中にはもっと大きな大部屋もあるでしょう。それは144sq.ft(約13m²=7畳)かそれ以上になる場合です。これは、おおよそ12ft×12ft(3.7m×3.7m)の部屋に相当します。
この場合、適量の空気循環を得るためには60インチ(直径:約152センチ)または72インチ(直径:約183センチ)のファンが必要になってきます。
さて、次にあなたの部屋のサイズに加えて、レイアウトも考える必要があります。
なにかスペースが狭くなるような条件がある場合は、大きなサイズのファンでは問題が発生する可能性があります。
ブレードの端とすべての物体(壁や突起物など)の間に、少なくとも3ft(約1m)の距離を確保するようにしてください。
シーリングファンが循環させることのできる空気の量は、その直径によって決まります。
大きな部屋に必要なのは大きな直径のファンであり、小さなスペースに必要なのは、小さな直径のファンになります。
100sq.ft(約9.3㎡)以下のスペースは、30インチ(直径:約76センチ)から48インチ(直径:約122センチ)の小さなシーリングファンが最適です。
小径サイズのファンは、ホームオフィスやランドリールームに最適です。
400sq.ft(約37.2㎡)以下は、48インチ(直径:約122センチ)から54インチ(直径:約137センチ)の中サイズのシーリングファンが最適です。
中径サイズのファンは、リビングルーム、ベッドルーム、キッチンに最適です。
400sq.ft(約37.2㎡)以上の部屋の場合は、56インチ(直径:約142センチ)以上の大きなサイズのシーリングファンが適しています。
大口径のシーリングファンは、オープンコンセプトのリビングエリアや十分なスペースのあるロフトに最適です。
さまざまな寸法の部屋にどのサイズのシーリングファンが適切か、お知りになりたいですか?
すべての部屋が完全に長方形というわけではありませんが、このシーリングファンのサイズガイドは、部屋に適したサイズのファンを選択するのに役立ちます。 また、一般的にこれらの寸法に収まる部屋のタイプも表示していますので、ぜひご参考にしてみてください。