ハンターシーリングファンを開発・販売する、米国テネシー州・メンフィスに本社を置くハンター社を紹介します。
米国テネシー州・メンフィスに本社を置くハンター社(Hunter Fan Company)は、世界で最初にシーリングファンを開発・発売したメーカーとして知られています。
創業以来1世紀を超える歴史を持ち、その年間生産台数は100万台以上。
まさにハンター社は、ナンバーワンのシーリングファンメーカーであり、世界のトップブランドとして君臨しています。
親しみを込め、「ハンターファン」の愛称で呼ばれるハンター社のシーリングファンは、常に人々に心地良い風を送り届けてきました。
靴を脱ぎ、時が経つのを忘れて、涼しげなそよ風に深く身を委ねてみてください。
その風の名は、「サザン・ホスピタリティ(南部のおもてなし)」。
ハンターファンが受け継ぐアメリカの心です。
エルヴィス・プレスリー、B.B.キング、オーティス・レディング。3人のミュージック・キングを輩出。ジョン・レノンやチャック・ベリー、そしてB.B.キングも愛用したギターのトップブランドである ”Gibson”(ギブソン)の工場。
音楽の聖地とも言えるこのテネシー州メンフィスで、ハンターファンは育ちました。
ロックンロールやブルース、ソウルミュージックが流れる空間には、ハンターシーリングファンがよく似合います。
これぞメンフィススタイル。本気のアメリカンライフスタイルです。
1886年、あのコカ・コーラが誕生したその年に、ハンターファン・カンパニーは、ジョン・ハンターとジェームズ・ハンターの親子によって創設されました。エアコンが登場するずっと以前、まだ電気さえ普及していなかった時代のことです。
室内で自動的に送風・撹拌をおこない、爽やかな空間を作る装置はできないだろうか?当時としては奇抜なアイデアでしたが、人々を快適にしたいという強い想いは親子の努力によって実を結びます。
「水流」を動力源とした、ベルト駆動式の送風装置が完成したのです。天井に取り付けたファンが動き始めると、とても心地よい風が送られてきます。
これがハンター社の、そして世界で最初のシーリングファンが誕生した瞬間でした。
その後、電気を動力源にモーターを使った製品を開発、ハンター社は飛躍を遂げます。
ハンター親子にとって、二人で始めた小さな事業が、後に品質と精密なその技術において、シーリングファンのワールドスタンダードとなるとは、思いもよらないことだったでしょう。
ハンター社は、アメリカ国内の企業好感度調査でバドワイザー、トヨタに続く第6位にランキングされました。高級ホテルや各種テーマパーク、そして多くの住まいや、別荘、レストランでも、ハンターシーリングファンは今日も風を送り続けています。