シーリングファンの回転方向を季節ごとに変えることで、年間を通して節約できるということはご存じですか?
夏の暑い時期にはシーリングファンを回転させる方向を反時計回りにすることで下降気流が生じ、涼しく感じる風を作り出すことができます。
一方、冬の寒い時期には上昇気流を作り、部屋の壁伝いに暖かい空気を降ろし循環させる目的があるため、ファンの回転方向は時計回りにする必要があります。
暖かい空気を再循環させて生活空間に戻すことで、室内の平均温度を改善し、暖房器具を長時間稼働させるのを防ぐことができるのです。
まだまだ寒い日が続きます。
昨今の光熱費の高騰を少しでも賄うためにも、高価なエネルギー源を使いすぎず、でも体温はしっかり保つために、できる限りのことをしていきたいところですね。
冬の間、シーリングファンは低速で時計回りに回転する必要があります (回転スピードを速くすると、涼しい風を感じるようになります)。
これにより上昇気流が発生し、天井近くに閉じ込められた暖かい空気が部屋の壁近くに移動するため、居住空間の平均温度が変化します。 これは特にアーチ型の天井の部屋で役立ちます。
この空気の流れにより、サーモスタットの設定を変更する必要が出てくる(設定温度を下げることが可能になる)など、暖かい空気を再循環させるときと、そうでなかったときの違いを感じることになるでしょう。
つまり、暖房器具の稼働頻度を減らすことができるようになるのです。
回転しているファンの下に立ち、そのまま見上げてブレードが回転する方向をチェックしてください。
冬モードにしたい場合、ブレードは左から右 (時計回り) に回転している必要があります。そしてファンの回転スピードを高速に設定し、ファンの真下に立ってみてください。
回転方向がよくわからない場合でも、あなたが冷たい空気をあまり感じない回転方向が正しい方向です。
夏に涼しさをキープするためには、シーリングファンを反時計回りに回転させる必要があります。
ブレード角度が鍵ともなる反時計回りの方向は、夏にはとても心地よく涼しく感じる下降気流を生み出します。
ハンターの SureSpeed® 高速シーリングファンは、当社の SureSpeed 保証の下で最適化されており、主要な競合他社よりも33%以上速い風速で、さらに強力な風をお届けできるものとなっています*。
(*2021 年 1 月に実施されたテストに基づき、ハンターSureSpeed シーリング ファンの平均高速気流速度と主要な競合他社のベストセラー オンライン モデルを比較しました)
シーリングファンが回転している方向の確認は、ファンの下に立ち、シーリングファンが回転している状態を真下から見上げます。
夏モードの場合、シーリングファンのブレードは右から左 (反時計回り) に動きます。正しい方向に回転していれば、最も涼しくダイレクトに風を受ける感じがするでしょう。
夏にシーリングファンを正しい方向に回転させることは、快適さと光熱費のどちらにとっても重要になってきます。
シーリングファンは、当社のエンジニアや技術者が「風冷効果」と呼んでいるものを引き起こします。
基本的に私たちは空気が皮膚に当たると、肌の水分の蒸発が速くなり涼しく感じます。
「風冷効果」とは、このときの皮膚で感じる温度感覚による涼しさを意味し、実際に私たちは風の動きによって十分な心地よさを感じています。移動中の車の窓が開いているのとよく似ています。
そしてシーリングファンが動かす空気(風)が私たちを「涼しい」と感じさせる効果があるため、部屋にいるときにファンを使用するだけで、たとえ温度設定を2℃上げたとしても、設定温度が低いときと同じくらいの心地よさを作り出すことができる、と言えるのです。
たとえば、サーモスタットの設定温度が26.5℃になっている場合、ファンを使用することで24.5℃のように感じる、ということです。
それはつまり、シーリングファンを使用するとエアコンをそれほど酷使する必要がないということになり、光熱費を節約することにもつながる、というわけです。
ファンのモデルに応じて、シーリング ファンの回転方向を変更する方法がいくつかあります。
ただし、日本でお取り扱いしているハンターシーリングファンの機種はすべて、シーリングファン本体(モーター部)にある反転スイッチで行っていただくタイプとなっていますのでご承知おきください。
また、スイッチ切り替えの際は、安全性のため、完全にファンを停止させてから作業を行っていただきますようお願いいたします。
スイッチの切り替えのタイミングとしては、日本の場合、たとえば衣替えの季節に合わせるようにするといいかもしれません。
季節が暑くなる前の6月初め頃に、ファンが反時計回りに回転していることを確認してください。夏向けの下降気流を作り出すことができます。
そしてまだ本格的に寒くなる前、10月初め頃には、ファンの方向を冬モード、つまり時計回りに回転させ、上昇気流を作り出せるよう準備されることをお勧めします。
シーリングファンはただの冷却用装置だと思っていたら、もう一度、考え直してくださいね。
実際にシーリングファンは正しい方向に回転させることで、夏と冬のどちらも一年中快適で省エネになるんです。
夏には、シーリングファンのブレードを右から左、つまり反時計回りに動かす必要がありますよ。
そして冬にはブレードを左から右、つまり時計回りに回転させる必要があります。
プルチェーンファンを逆回転させるには、まずファンが完全に停止していることを確認してくださいね。
そしてファン本体と照明器具の反転スイッチを確認したら、スイッチを反対方向にスライドさせてください。
(日本国内でご使用いただけるハンターシーリングファン製品は、本体に切り替えスイッチがあるもののみお取り扱いしております。そのため遠隔操作での切り替えの解説は割愛させていただきます。)
ファンの回転方向を切り変えるメリットを実感するには、自分の部屋に適したシーリングファンのサイズを確認する必要があります。
部屋の大きさに対してファンが小さすぎると、十分な風量を得られません。
また、逆に部屋の大きさに対して大きすぎるファンを設置すると、紙がいたるところに吹き飛ばされてしまいます。
シーリングファンを一年中最大限に活用できるようにするためには、適切なサイズのファンを選択していただくことをお勧めします。