なぜハンターが選ばれるのか?
ハンターシーリングファンが135年以上発展し続けてきた理由がここにある。
ハンター創設者、ジョン・ハンターは、まだ電気が一般家庭には普及していないその頃から、自動的に風を起こす装置の開発を行った。
水という原始的な動力によって人の手を煩わせることなくベルト駆動でモーターを回転させ、そして風を起こすという発想から始まったハンターシーリングファン。
その後、第二次産業革命の波に乗り、電気モーターを開発することで一気に生産拡大を図っていく。
電気の普及が後押しし、1920年代までにはシーリングファンはアメリカのどの家庭でも使われるようになっていた。しかしその後すぐにエアコンの導入が進むことでシーリングファンの需要は急速に落ち、もはや遺物のように扱われるようになる。
ところが1970年代初頭に起こったエネルギー危機を境に、人々の関心はまたシーリングファンへと戻ることになり、そして効率的な空調の調整を工夫する時代に入っていった。
こうした時代背景の中で、ハンターシーリングファンを製造し続けたハンター社は、いくつかの企業買収を経ながら常に新しい時代を作る革新的な取り組みを行ってきた。
そこで得た経験は、異なる企業や人々が交わることで起こる”化学反応”が、新しい発想、新機能の開発、確かな基盤づくりと揺るぎない信頼に値する企業として成長し続けることを確信させるものだったに違いない。
より役立つ機能を向上させるために、より高い品質を確かなものにするために、よりお客様のニーズに合わせた製品を生み出すために、新しいアイデアを取り入れることによりさらに豊かな住環境を提供するために、ハンター社はそれまでの経験で培った、”欠かすことのできない取り組み”を重視してきた。
それは、ハンターシーリングファンをお客様にもっと愛してもらうために、「みんなで協力し合っていく」という精神で仕事に臨むという姿勢。
「一人一人が全体である」という意識で、組織がより良く成長し続けるために、一人一人が自分のこととして考え、行動するという姿勢。
そうした「人と共にあり、人を大切にする」という基本姿勢が、常に革新的な企業であり続けた一つの大きな秘訣と言えるのではないだろうか。
ハンター社の企業姿勢
- 率直に話します
まず、考えを整理してからその意味を話します。遠回しな言い方はしません。もし何かやりたいことがあるなら、それを要求します。問題があるなら、それに関与する人、影響が及ぶと思われる人たちと直接対処します。不快なことについても、チームの成功のためであれば、避けることはせずにきちんと言葉にします。
- 主体性をもって取り組みます
物事を実行するために、主体制をもって取り組みます。もし実現が難しいことだとしても、出来ない理由を述べる前に、どうしたらできるかを考えることで、あらゆる状況に対応します。聡明に振る舞い、率先して行動します。挑戦を受け入れ、物事を達成するために果敢に行動します。
- 協力します
本物のチームとして動きます。お客様と、同僚と、お互いに最適な解決方法をみつけて協力します。誰が正しいか、ということは議論しません。何が正しいか、をきちんと話し合います。協力体制は一人で作業をするよりもより優れたアイデアを生み出すと考えています。
- 非難することなく問題解決を行い、永続的な解決策を見つけ出します
問題点を指摘するというより、創造性や精神性、熱意などをもって、解決方法を生み出します。失敗を活かし、解決策を見つけることに集中します。自らの学びのために、そして同じ過ちを二度と繰り返さないために、この問題で得た教訓を認識します。すべての経験から学びます。
- 好奇心を育みます
生涯学び続けます。より多くの知識を習得すること、スキルを向上させること、そして専門家となるためにあらゆる機会を探し、活用します。最も効率的に学び、分かち合うために賢く工夫します。
- リーダー思考で取り組みます
仕事においてもプライベートにおいても、他者や自分の成長のために、責任をもって、コーチし、ガイドし、教育し、心理的サポートをします。他の人に影響を与える最も良いことは、自分自身の事例です。有言実行をします。
- 変化と成長を受け入れます
進歩する手段を知るために、定期的に作業方法を見直します。フィードバックを受け入れ、現状に満足することはしません。「今までそうしてきたから」ということを理由にしません。私たちが求めることは常に動いています。物事をより速く、より良く、より効率的に行う方法を見つけます。
- 信頼される人であります
自分自身や他人に対して正直であり、真摯な態度をとり、見栄を張らないようにします。「これをやる」と口にしたことは、その通りに行動します。
- 仕事に従事し、楽しみ、そしてポジティブでいます
仕事に情熱をもち、全身全霊で従事します。すべてのタスクに精力的に、集中して、目的と熱意をもって取り組むことで、一日一日を最大限に創造します。個人的になりすぎたり、深刻になりすぎたりしません。毎日笑うことを忘れません。
- 緊急度の高い意識で仕事をします
可能な限り迅速かつ生産的に作業しますが、品質や安全性を犠牲にしません。今日できることを明日まで先延ばししません。今すぐ対処します。わかりやすく行動します。テキパキします。物事を成し遂げます。
- 結果を求めます
私たちは努力を高く評価するので、表彰し、報酬を与え、お祝いします。タスクが確実に完了するまで最後まで責任をもって仕事を行います。高い目標を掲げ、進捗状況をはかりながら、結果に結びつくように責任ある行動をします。スコアボードで工程をきちんと確認します。
- 意見/見解
なにか建設的な考えがあるようでしたらぜひ参加して下さい。私たちのすべきことは、この組織に価値をもたらすことです。すべての仕事は「私たちの」仕事なのです。
- お客様にとっての最善を尽くします
いかなる状況でも、たとえ私たちにとって不利益になることだとしても、私たちはお客様にとっての最善を尽くします。他者に対して適切なことをしっかりと行うことは世評を築くために最も重要だと考えます。それは毎日のことと考えています。
- 勝者を祝います
人々が適切なことをしていることを正しく評価することは、間違ったことをしていると指摘するよりもずっと効力があります。有意義な感謝の言葉と適正な評価の気持ちを組織全体に向けて定期的に伝えます。正しいことをしている人の行動に気づき評価する機会を逃さないように意識しています。
- 未来に起こる予想のすり合わせをします
事前に予期することについて話し合うことで、明確さを生み出し誤解を避けます。すべてのプロジェクト、問題、またコミットメントについて、誰が、何を、どこで、いつ、なぜ、どのように行うかを明確にします。全員が同じ地点にいることを確認します。質問することを恐れません。質問をすることは、何かを知らないことを認める勇気と学ぶ意欲があることを示している、つまり強さの表れだと思っています。