シーリングファンの回転方向を季節ごとに変更することは、シーリングファンを最大限に活用する上でシンプルな方法の1つです。
夏のシーリングファンの回転方向は、下降気流を作り出すように反時計回りにする必要があります。これにより、直接涼しい風が生まれます。
冬においては、上昇気流を作り出して部屋の周りに暖かい空気を循環させるために、ファンの回転方向は時計回りである必要があります。
夏は涼しく保つために、シーリングファンを反時計回りに回転する必要があります。
反時計回りの方向とファンのブレードピッチが組み合わさって下降気流が発生し、それにより、夏に感じる涼しくて心地いいそよ風のように感じます。
当社のSure Speed®高速シーリングファンは、Sure Speed保証で最適化されており、主要な競合他社よりも33%速いスピードで、さらに強力なそよ風を起こすことができます。
シーリングファンがどちらの方向に回転しているかをどうやって判断するかわかりますか?
それはまずファンの下に立ち、天井のファンブレードが回転しているのを見上げます。夏モードの場合、シーリングファンのブレードは右から左(反時計回り)に移動します。正しい方向に回転していれば、直接涼しい空気の流れを感じることができます。
夏にシーリングファンを正しい方向に回転させることは、快適さに加えて光熱費にとっても重要です。
シーリングファンは、当社のエンジニアや技術者が「風冷効果」と呼ぶものを引き起こします。基本的な考えとして、空気が肌に当たると、肌の水分の蒸発が速くなり涼しく感じます。移動中の車の窓が開いているときとよく似ています。
風冷効果によって涼しさを感じるので、部屋にいるときにファンを使えば室温設定を2度高く設定することができます。
たとえば、室温設定が26.5度に設定されている場合、ファンは室温が約24.5度のように感じさせることができます。つまりシーリングファンを使用する場合、エアコンはそれほど熱心に動作する必要がないので、冷房費を最大47%節約できるということになります。
冬には、シーリングファンは低速で時計回りに回転する必要があります(これより速くすると、涼しい風を感じるようになります)。
これにより、天井近くに溜まった暖かい空気を、部屋の壁伝いに移動させるように動く上昇気流が発生します。これは、アーチ型の天井のある部屋で特に役立ちます。
つまり、暖かい空気を再循環させると、暖房ユニットの稼働頻度が減るため、暖房費を約15%節約できます。
ファンの下に立ってブレードが回転するのを見て、ファンが冬モードになっているかどうかを確認してください。
ブレードは左から右(時計回り)に回転している必要があります。もしくは高速回転のファンの真下に立って確かめることもできます。その場合、冷気の量が極少なく感じるのが正しい方向です。
ファンの機種に応じて、シーリングファンの方向を変更する方法は違ってきます。ですが、どの機種にも共通して必要になることは、ファンの方向を変更する作業をする前に、ファンをオフにして完全に停止させることですので注意して下さい。
プルチェーン付きのファンには、方向を変えるために使用する反転ファンスイッチがあります。
《 手順 》
煙探知器の電池を交換するルールと同様に、夏時間中にシーリングファンの方向を変更するタイミングを思い出してください。
例えばアメリカの場合、「スプリング フォワード」(3月第2日曜日)のときは、ファンが反時計回りに回転していることを確認し、「フォール バック」(11月第1日曜日)には、ファンの方向を冬モードに変更し、時計回りに回転させます。
ファンの方向を変えることのメリットを実際に感じるには、部屋の大きさに合ったシーリングファンのサイズがあることを確認する必要があります。
ファンが小さすぎると、十分な空気が循環しません。大きすぎると、そこら中に紙が飛び散ってしまいます。
シーリングファンを一年中最大限に活用できるように、適切なサイズのファンを選択してください。